68年前のきれいな SINGER ミシン

アンティークミシンが好きでHA1型のミシンを5台持っているのですが、
先日、1956年式(昭和31年)の6台目が仲間入りしました。
(本当は7台目だったんですが、先日どうしても欲しいというお客さんに1台売ったので…)
いいですよねこの形!このタイプのミシンがHA1型といいます。
ただ、HA1は、ほとんどが黒色で俗に「黒ミシン」とも呼ばれていますが、
稀に黒以外のミシンもあって、黒以外できれいなミシンを探していたところ
写真のミシンを見つけてしまいました。
すごく程度が良くて珍しく純正のライトも付いています。
オイル切れで動きが悪かったのですが、ミシン油で滑らかに動くようになりました。
普通に縫えるようになったけど、このミシンはディスプレイ用かな…?

HA1ミシンは、戦後の混乱の中、1948年ミシンメーカーや機械メーカーなどが、
それまではバラバラだったミシンの規格寸法をシンガーの「15種」というミシンに合わせて
統一して作った、国産家庭用ミシンの第一号なんです。
各社共通部品だから価格も抑えられ一家に一台の時代となり、戦後の復興を支えたんですよ。

過去にもミシンについてのブログを書いていますので興味ある方は、
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